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KEM-PLL-MB15 外部VCOの接続例


POS-535にて、400MHzを発振させています。
POS-535の接続
KEM-PLL-MB15は、内部VCOを切り離し、外部VCOを接続できるように作られています。

今回、秋月電子で売られているVCOモジュール(POS-535)が、接続できましたので、接続方法を公開します。

発振範囲 270MHz~530MHz

ステップ  10KHz
外部VCO回路図
回路図をクリックすれば、拡大表示します。

抵抗(R1, R2, R3)とコンデンサ(C3, C4)の値は、参考値です。
使用状況によっては、値を調整したほうがいい場合があります。
準備
 1 下記の部品を取り外す。
 ・FET Q4, Q5
 ・抵抗 R17
内部VCOの動作を停止します。
 2 下記の部品を外し、ショートする。
 ・抵抗 R24
 ・コンデンサ C27
外部VCOから入力経路を確保します。
PLLボードのOUT端子が、外部VCOからの入力端子になります。
KEM-PLL-MB15とPOS-535の接続
 KEM-PLL-MB15の端子   POS-535上記回路図    
OUT PLL-RF 同軸ケーブル
OG PLL-RF-GND
CN1-5 PLL-CP シールドケーブル
CN1-7 PLL-CP-GND
POS-535の電源
POS-535の電源は+12Vです。
上記回路図の+12VとGNDへ接続します。
KEM-PLL-MB15の電源電圧と周波数
PLLの電源は、12V~15Vが使用できます。

この電圧が、外部VCOへのチャージポンプ電圧になります。

そのため、PLLの電源電圧と、外部VCOの発振周波数の関係は、次のようになります。
 KEM-PLL-MB15の電源電圧   発振周波数
12V  270MHz~490MHz
15V  270MHz~530MHz
POS-535の電源電圧は12V固定です。

そのため、PLL側電源に15Vを使用する場合は、POS-535側の12Vとは、別にしなければなりません。
注意点

  ・電源が12V以上では、位相ノイズが大きくなります。

  ・電源の配線と質がとても重要です。

  ・電源配線は、極力短くが鉄則です。

  ・昔のスイッチング電源のように、ノイズの多いものは使えません。
POS-535の出力
上記回路図のRF-OUTとRF-OUT-GNDから、約+7dBmの出力が出ています。
下の写真は、460MHzをスペアナとリグで受信しているところです。